2002年5月末で会員数700名に達したところで、ボタンダウンクラブは去る6月11日東京は青山のスパイラル・ビル8F「アンクル・ハット」で発会記念パーティーを開いた。この第1回ボタンダウンクラブの会はテーマを、車座トーク「石津謙会流遊びの達人になろう」と題し、クラブの主旨に賛同して応援団(賛助会員)を買って出てくれた各界で活躍している著名人の方々18人をゲストに迎えて盛大に行われた。隠れアイビーとして知られ、60年代のみゆき族の代表株でもあったテリー伊藤氏が車座トークの司会を買って出てくれ、17人の各界の猛者を相手に軽妙洒脱な司会で会をリードした。ゲストの顔ぶれは、いずれも石津謙会先生と古くから親交のあった面々ばかりで、ジャズ・ミュージシャンの渡辺貞夫氏を筆頭に、ミッキー・カーチス氏、マイク真木氏、日野皓正氏といった音楽関係のアーティスト、浅井慎平氏、穂積和夫氏、大橋歩さんなどVANの宣伝部と縁りの深い方々、60年代に活躍したカー・レーサー式場壮吉氏と徳大寺有恒氏、アウトドアのライフスタイルで時代をリードしている油井昌由樹氏と山村レイ子さん、「メイドインUSAカタログ」で一世を風靡した出版界の重鎮木滑良久氏と石川次郎氏、VANグッズのコレクター日本一としても有名な北原照久氏、アイビーの教祖的存在でVAN−OBでもあるくろすとしゆき氏、アイビー文化のことなら何でも来いの馬場啓一氏といった錚々たるメンバーとなった。
90才にしてなお元気な石津名誉会長

このパーティーの2ケ月前に転倒して腰の骨を折った石津名誉会長は驚異的な回復振りで、元気に歩いて会場に姿を現わし、満場のスタンディング・オベーションに迎えられた。この日のパーティーの演出全てを引き受けた応援団の1人ペコちゃんこと、藤本晴美さんからプレゼントされた革製のディレクター・チェアに心地良さそうに腰掛け、石津先生は終始ご機嫌でパーティーを楽しんでおられた。
ミッキーの乾杯!で
パーティーはスタート


車座トークの口火として先ずミッキー・カーチス氏が氏名され、落語家でもある氏は当意即妙なギャグを混じえながらVAN全盛の頃の石津先生との交流や、アイビーとの関わりなどを面白可笑しく語った。