愛煙家にとっては何かと窮屈な世の中になっていますが、一方でシガーバーやシガークラブなどが徐々にその数を増やし愛煙家が集まって紫煙を燻らせながら楽しい時間を過ごすといった情景が見られるようになってきました。ボタンダウンクラブの会員の中にも愛煙家は意外に多く、日本シガー愛好家協会会長の馬場啓一氏がBDCの応援団メンバーでもあることから、シガーとパイプについてもっとよく知り、心ゆくまで楽しもうというパーティが去る2月27日原宿/表参道にあるシガークラブ「シャドネイ」で開かれた。初春の爽やかな夕方、東京は原宿交差点近くのシガークラブのバーには30名余のシガー愛好家と興味はあったがまだ吸ったことがないという初心者が集まり、馬場氏のシガーにまつわる面白話に耳を傾けた。さらにこの日はBDC会員でシガー輸入販売会社/秋山産業社長の秋山裕氏が日本未発売のドミニカ産シガーを皆さんに提供し、ゲストとして同伴された世界一のシガー会社アルタディスUSAの極東担当のエリック・ピラス氏がシガーについての含蓄ある話を披露。シガーとワインを照らし合わせた興味深い話に一同感心することしきりであった。
続いて国際的にもよく知られたパイプメーカー柘製作所の柘恭三郎氏が登場。氏はその前日にフランクフルトの国際見本市から帰国したばかりで海外のホットな話をしたが、そのいで立ちが東洋の魔術師を思わせるユニークなもので、ドイツから贈られた「パイプナイト」の称号を持つ者のみに着用が許された服とのこと。和やかな内にも楽しさがはじける一夜となった。
シガーにまつわる話を熱弁中の馬場啓一氏
東洋では唯一の「パイプナイト」柘恭三郎氏
「シャドネイ」のオーナー山本正旺氏と談笑するBDC応援団の油井昌由樹氏
楽しいシガー話を披露する(左から)秋山裕氏、エリック・ピラス氏、右端は馬場啓一氏